『福沢さんちの祐麒くん』にまつわるお話

 某氏にリクエストされてから早幾日。やっとこさアップしました。遅くなってごめんなさいね、某氏。
 というわけで、この作品を書いた当時のことなどをちょろっと。
 そもそもこの作品を書くきっかけとなったのは、サークルの先輩である白威先生に誘われたのが始まりでした。曰く、「夏コミで出すマリみて本の原作をやってみないか?」と。ちょうどその頃は、自分のスペースが落選したあげく、あわよくば新刊をミッケソのスペースに置いてもらおうと思うもののネタがさっぱり思い浮かばなかったため、暇をもてあそんでいた頃でした。なので、二つ返事でOKしました。
 さて、そうと決まれば後は書くだけなのですが、その前に自分の中でルールを決めました。
 一つ目、後に白威先生の手によって漫画化されることを考えて、なるべく短い話にすること。
 二つ目、原作の雰囲気を壊さないような作品に仕上げること。
 三つ目――これはこのときだけに限らず、僕が物を書くときになるべく心がけていることですが――他人に見られるものであることを考えて書くこと。
 以上のルールを守りつつ、どのようにすれば良い作品を作ることが出来るのか、何故僕はマリみてが好きなのか、何故白威先生はマリみてが好きなのか、どんな人がマリみてを読むのか、皆様に楽しんでもらえるにはどう書けばいいのか――考え抜いた末に出来上がったのが『福沢さんちの祐麒くん』です。その割にはおいおい本当にちゃんと考えたのかお前ってな出来になってしまいましたが、それは僕の力不足によるものです。まだまだこれからも精進しなければなりませんね。
 さて、次は何を書こうかな。