最近のヘコヘコ的パトス

 サンクリでの出来事を書こうかと思っているうちにリアルでの色々な事情によってすでにサンクリから3日も経ってしまったので、今日は少し趣向を変えて、サンクリを終えてから思ったことなどを書いていこうかと思います。しばしの間お付き合いください。
 まず始めに、何かを作り上げるのはやはり面白いことだと思いました。僕の場合の『何か』は小説に当たるわけですが、今回の新刊では久しぶりに自分で表紙も描いたことにより、絵を描く楽しさも感じることが出来ました。同人活動を始めた頃はもっぱら絵を描いていたものですが、途中で物語を作ることに楽しさを覚えて以来あまり絵を描くことはありませんでしたので、新鮮な気分でした。今後はまた少し絵を描いてみようかと思います。かといって小説を書くことをやめるわけではありません。最終的には、自分の小説の挿絵を自分で描くことを目標として、多角的な活動をしていきたいと思っています。
 次に、人には人それぞれの色々な考えがあると再認識しました。今回のサンクリではねこきっさでスペースを確保しましたので、意地でもねこきっさで新刊を出してやろうと奮起し、実際に出すことが出来ました。しかも終わってみれば新刊完売*1という結果になり、とても嬉しかったです。しかし中には立ち読みをした後「この作品(ねこきっさ)を知ってる人が買った方が本も嬉しいと思う」と言って立ち去ってしまう人もいましたし、「今日ねこきっさはこのサークルしかないし、頑張ってるみたいだから」と言って半ば同情で買っていってくれる人もいました。このように、何かを購入するときの基準は人それぞれにあるものですので、誰もが買いたくなるような本や誰でも楽しめる本を作ることは不可能と言わざるをえません。まあ、当然と言えば当然なんですが、ならばせめて誰か一人だけでも、欲を言えば出来るだけ多くの人が楽しめるような、そんな本をこれからも作っていきたいと思っています。
 こんなところです。

*1:全部で10冊しか作ってない上に半分くらいは身内が買っていってくれたんですが、それでも驚きの事態なのです。何せ1冊も売れないときだってざらにあるんですから。