生きるって大変だよね

 水戸黄門も戦隊物も、見てて楽だよなぁ、と最近感じることがある。どちらも正義と悪がはっきりしていて、簡単に楽しめるところがいい。
 しかし、現実の社会はそうもいかない。人それぞれの正義があり、正義と正義がぶつかり合うから、簡単にはいかない。水戸黄門のような正義の使者とでも言うべき政治家だっていれば、金さえあればなんでもござれの悪代官のような政治家だっている。戦隊物のヒーローが扱う巨大ロボも、一歩間違えれば暴力の象徴でしかない。
 そういうことを考え始めると、無駄に疲れて嫌になってしまう。だからこそ、水戸黄門や戦隊物が何年も支持されているのかなぁ、なんて思ってみた。
 僕がじじいになったら、朝は戦隊物を見て孫と一緒に遊び、夜は水戸黄門を見て癒される、そんな生活をしたいね。それまで戦隊物と水戸黄門が続いてるといいなぁ。